こんにちは。つりふぁすです。
とある事情で「釣り以外の趣味をもとう」と思い、かねてから興味のあった「ラジコン」を始めることにしました。
知識レベルはガチで0。いや全く自慢じゃないんですけどね。
「プロポ?送信機? ですかな?」ってくらいしかわからない。The shirouto.
なので連日納得するまで調べ実際に購入し、わかったことを 私なりにわかりやすくまとめて、お伝えするシリーズです。
プロポとは?
人が直接持つものなので、操作感や重量のほか、受信機への通信速度も重要な要素です。
語源は「プロポーショナル」=「比例する」からきています。
操作感や通信速度よりも大事なこと
一番大事なのはプロポ(送信機)とレシーバー(受信機)のメーカーは合わせること。
下の表は作動する組み合わせ/作動しない組み合わせ例です。
動作 | プロポ | レシーバー |
---|---|---|
作動する (プロポとレシーバーが同じメーカー) | フタバ | フタバ |
サンワ | サンワ | |
作動しない (プロポとレシーバーが違うメーカー) | フタバ | サンワ |
サンワ | フタバ |
この2社以外にもプロポメーカーは存在しますが、どのメーカーも自社のプロポ/レシーバーの組み合わせ以外は作動しないと考えてください。
必ずプロポとレシーバーは同じメーカーにする必要があります。
プロポ:フタバ
レシーバー:サンワ
これではマシンが動かないのか〜。
なおサンワの場合、エントリークラスのプロポである「MX-6」のレシーバー(RX-391(W))については、同じサンワのプロポであっても「MT-R」「MT-5」「M17」などでは作動しません。
※下の表を参照ください
サンワ プロポ | レシーバー | 作動可否 |
---|---|---|
MX-6 | RX-391/RX-391W | ○ 作動する |
MT-R | ↑ | × 作動しない |
MT-5 | ↑ | × 作動しない |
M17 | ↑ | × 作動しない |
MX-6に対応するレシーバーは同じサンワのプロポであっても通信方式が違うため、作動しません。作成:つりふぁす
MX-6の通信方式は「FHE方式」。これに対応するレシーバーは「RX-391」「RX-391W」
「MT-R」「MT-5」「M17」の通信方式は「FH5」(M17はFH3、FH4も対応)。
これに対応するレシーバーは「RX-492i」「RX-493i」「RX-49T」(2023年11月発売)
「FHE方式」と「FH5(FH3,FH4も)」は互換性がないため通信できない。
後々プロポを買い替えたい場合、レシーバーも交換する必要があることを覚えておきましょう。
どんな通信方式に対応しているか?は知っておいて損しない
前述の通り、必ずプロポとレシーバーは同じメーカーにする必要があります。
これは通信方式の違いによるもので、マシンの応答速度も通信方式によって変わります。
以下の表を見てください。
メーカー/プロポモデル | 対応する通信方式 |
---|---|
サンワ/MX-6 | FH-E (MX-6のみ) |
サンワ/MT-R | FH5 |
サンワ/MT-5 | FH5 |
サンワ/M17 | FH5U / FH5 / FH4 / FH3 |
フタバ/T3PV | T-FHSS / S-FHSS / FHSS |
フタバ/T4PM Plus | SR / T-FHSS / S-FHSS / ミニッツMR-03EVO / MINI-ZモジュールFS-RM005 |
フタバ/T7PXR | T-FHSS SR / T-FHSS / S-FHSS / FASST-C2 |
フタバ/T10PX | F-4G / T-FHSS SR / T-FHSS / S-FHSS/MiNI-Z |
サンワの「MX-6」に使われるレシーバーは通信方式が「FH-E」のため、MT-RやMT-5、M17に対応していないことがわかります。
一方、フタバの「T3PV」に使われるレシーバーは、通信方式が「T-FHSS / S-FHSS / FHSS」を使用できるため、
これらに対応している上位機種でも使用できることがわかります。
プロポの種類は?
スティック型かホイラー型かの違い
スティック型
ラジコンの歴史を遡ると「送信機」自体、元々この形で開発されました。
左右の「スティック」部のどちらかに加減速を割り当て、もう片方のスティックに旋回機能を割り当てて使用します。
陸上用ラジコンだけでなく、飛行機やヘリ、ドローンなど空ものラジコンに用いられる形式です。
ホイラー型
スティック型に対し、操作を実車に近づけるために開発されました。
大まかに、ラジコンのハンドル操作を行う「ホイラー」部と、加減速をおこなう「トリガー」部で構成されています。
陸上で走らせるラジコン用(車、戦車など)に対応できます。
飛行機やヘリ、ドローンなどの空ものには対応できません。
価格帯の違い
低価格帯(エントリークラス)
実売価格で概ね1万円〜2万円台のプロポがこれに該当します。
フタバで言えばT3PV、サンワで言えばMX-6です。
サンワのMX-6については前述の通り、レシーバーとの通信がこのプロポ以外できないので注意してください。
中価格帯(ミドルクラス)
実売価格で概ね2万円〜5万円台のプロポがこれに該当します。
フタバで言えばT4PM Plus、サンワで言えばMT-RやMT-5などです。
このクラスからオプションのセンサーを使うことで温度や回転数などを確認できる「テレメトリー機能」もついてきます。※
※フタバのエントリークラス「T3PV」も一部のテレメトリー機能がついています。
ただし「レシーバー電圧表示機能」と、オプションのセンサーを使うことによる「動力用バッテリーの電圧確認」に限定されます。
高価格帯(ハイエンドクラス)
実売価格で概ね6万円以上のプロポがこれに該当します。
フタバで言えばT7PXRやT10PX、サンワで言えばM17などです。
サンワとフタバの各モデルのクラス分類
サンワ、フタバの各モデルを「価格」/「性能」別に3つのクラス(エントリー/ミドル/ハイエンド)に分けた場合、それぞれどこに属するのかを記しました。
メーカー/モデル名 | ポジション |
---|---|
サンワ/MX-6 | エントリークラス |
サンワ/MT-R | ミドルクラス |
サンワ/MT-5 | ミドルクラス |
サンワ/M17 | ハイエンドクラス |
フタバ/T3PV | エントリークラス |
フタバ/T4PM Plus | ミドルクラス |
フタバ/T7PXR | ハイエンドクラス |
フタバ/T10PX | ハイエンドクラス |
下の図は各モデルの複数あるレシーバーセット品のうち、最低価格を表したものです。
下の図は通信速度や解像度を加味したクラス別の性能イメージです。
次のページ「テレメトリー機能について」に続く
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