本記事の内容
- トルクツイストについて「手軽にできる対策方法」と「結果」
こんにちは。つりふぁすです。
ここ最近CC-02で発生するトルクツイストについて悪戦苦闘、あれやこれや色々試してみた結果、手軽に抑え込める方法が見えてきました。
ちなみにリンクの配置を変えたりなど、構造に手を加えるやり方は選択肢から外しまています。大変そうなので。
トルクツイスト発生〜対策
トルクツイストの影響でCC-02は登坂時に右前輪が浮いてしまいます。
するとステアリングが効きづらくなり、思うようなライントレースができず、結果として登坂に失敗する可能性があります。
実際、下の動画では見事に失敗しました。
トルクツイストとは
トルクツイストは、バイクや車の世界で使われてきた言葉ですが、ラジコンでも発生します。
これはエンジン(モーター)が発生させるトルク(回転力)が、駆動系を介して車両に伝える際に、
モーターの回転方向とは逆の方向(反作用)に車体がねじれる現象を指します。
例えば、アクセルを踏んで急に加速すると、エンジンの力で車体が少し、反応してねじれることがあります。
これがトルクツイストですが、坂道を登る時や、砂地など、走行負荷が高いところを走る時は、
常に高いトルク(駆動力)が加わっているため、一定の速度で走る時でもねじれてしまいます。
また、進もうとしているラジコンを手で押さえると静止時でもねじれます。
改善
方法
まずは考え方。右前輪サスが伸びないようにし、左前輪・左後輪サスは縮まないようにすればトルクツイストを抑え込めるハズ。
実現手段は、4輪のバネを標準より硬いバネに交換したうえで、(トルクツイストで伸びる)右前輪には引きバネを装着し、伸びを抑える。
試したバネ
圧縮バネ
試した圧縮バネは8種類。線径は0.9、1.0、1.1、1.2、1.4、1.6mmを試しました。(長さ違い含む)
採用したバネ
その内、しっくりくる圧縮バネは以下の1種類のみでしたので、これを本採用としました。
引っ張りバネ
トルクツイストを手軽に(強引ですが)抑え込むには引っ張りバネが最適だと判断しました。
自由長に対して最大たわみ量を意識して探した結果、これを一発採用しました。
短いけどよく伸びるバネって感じですね。
「縮む力」「全長」「伸び量」がちょうど良かったため、これを浮き上がる右前輪と、傾き対策で右後輪にも取り付けました。
装着例
ラテラルリンクを装着するための金具を利用して装着しました。
バネ1本では弱かったため、2本重ねて装着しました。
装着前後の走りの違い(動画で紹介)
引きバネなしで登坂(スプリング交換のみ)
引きバネありで登坂(スプリング交換+引きバネ)
まとめ
- トルクツイストの発生自体を無くすことはできなかった。
- ただ、ダンパースプリングをバネレートの高い「線径1.2mm」のものに交換するとトルクツイストで発生する「縮み」を抑える効果と通常走行のショック吸収性を両立できた。
- さらに「引きバネ」を装着することでトルクツイストで発生する「伸び」を強制的に制限できる。
結果、右前輪を接地させて登坂でき、ステアリングの効き改善され思い通りの走行ラインを描きやすくなった。(トルクツイストの影響を最小限に抑えられた)
以上が私の行ったトルクツイスト対策と結果です。
あまり大掛かりなことはしたくないものですが、バネ交換や装着は比較的難易度も低く、試しやすいと思います。
最後に
ここまでお読みいただき、誠にありがとうございました。
これからも本ブログ「青天井なRC LIFE」をよろしくお願い致します。
あなたの人生が青天井に楽しくなりますように。
ではまた!
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